theを付けた比較級とtheの付かない最上級
何かを強調するときに、英会話で便利なのが比較級や最上級です。
theを付けた比較級やtheの付かない最上級について知っておくなら、正確な人物描写や状況の説明が出来るでしょう。
それでは、英会話の中でよく使われる比較級について、最初に説明していきますね!ヽ(´▽`)/
thanを使った形容詞や副詞の比較級
比較級というのは形容詞や副詞を使って、何かより優れていたり劣っていたりすることを描写します。
比較級+thanやmore+比較級+thanと言ったかたちで、使われることが多くあります。
通常の比較級は、形容詞や副詞にただ単にerを付けるようなかたちで使われます。
例えば、父親の早起きについて語るとするとこうなります。
My father gets up earlier than I.
私の父は、私より早く起きます。
もし形容詞や副詞の語尾がeで終わっているなら、そこにrを付けるだけで比較級の形になります。
語尾がyで終わる場合には、yをiに変更してerを付けるようにして下さい。
Hotなどのように最後が短母音と子音で終わっているときには、子音を二つ重ねてからerを付けるようにします。
つまりhotなら、tを二回重ねてerを付けるため、hotterとなるのです。
moreを使った比較級
moreを使うのはどんなときなのでしょうか。
長い形容詞や副詞を使って比較級を作りたいときに、moreを使うことが出来ます。
This picture is more beautiful than that one.
この写真は、あの写真より美しい。
beautifulという単語は長い形容詞のために、最後にerを付けることが出来ません。
erを付けることが出来ないときに、moreを使って比較級にすることが出来るのです。
基本的に2音節以上となるとmoreを付けるケースが増えてきますし、lyで終わる副詞などは全てmoreを使っていきます。
moreを使って行く他の形容詞は、下記のものが一般的です。
difficult
難しい
important
重要な
Popular
人気のある
と言ったものが、moreをよく使う形容詞となっていますよ。
副詞の場合は、slowlyやquicklyなどにmoreを使って行きます。
theが付いている比較級について
比較級についてよく理解することが出来ましたが、続いてtheを使った比較級について考えてみたいと思います。
英文を読んでいると、比較級になる形容詞や副詞の前にtheを付けていることがあります。
she is the younger of the two.
彼女は二人の中で若い方です。
どうしてyoungerという比較級の前に、theが付いているのでしょうか。
これは、二人という限定された中での一人を指しているからです。
theというのは、関してある特定の人物やものを表します。
複数ある人や物、または一般的に話される人やものの中から特定の一つを表すときに使われる冠詞です。
Theを使う比較級というのは、上記の例文のように二人しかいない中での、特定の一人を指すためにtheを使っているのです。
theが付かない最上級ってあるの?
反対にtheを使わない最上級というパターンもあります。
she is happiest when she is eating.
彼女は食べているときが一番幸せです。
普通に最上級の文を作るときに、theを使うような場面なのですが、この文でtheは使われていません。
同じ人や物を比較して最上級にしたりするときには、すでにある人や物が特定されているのでtheはあえて使わないのです。
上記の文で考えると、彼女が普通な状態の時と、彼女が一番幸せな時を比較しています。
同じ人物の普通な状態と幸せな時を比べているために、彼女をわざわざもう一回特定するようなtheは使わないのです。
人だけでは無く同じものを比較するときにも、theを使うことはありません。
This building is highest here.
このビルはここが一番高いです。
この文でもビルの中の低い場所と高い場所を比較しているだけで、同じビルについて話しています。そのためにtheを使っていないのです。
最初はerやmoreを使った比較級について、理解してからtheについて考えましょう。
その後、Theを付けた比較級とtheの付かない最上級について考えると、どんなときにtheという冠詞を使ったら良いかが分かります。(^O^)
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