mustとhave toの違いを知っておこう
中学校などでよく出てきたmustとhave toの違いですが、置き換えが出来る場合と出来ない場合があります。
mustとhave toの違いをしっかり理解しておくために、いくつかの情報を調査してみました!
では、実際に2つのmustとhave toのニュアンスの違いについて説明していきますね!(´▽`)/
パッと見るための目次!
mustとhave toのイメージを確認
Mustというのは、本来は幾つもの選択肢がある中で、1つの選択肢が自分の方向へ圧迫感を持って迫ってくるイメージです。
文章や会話の中でmustを使うと、義務感とか強い確信、さらには何かを強くオススメするニュアンスを伝える事も出来ます。
mustは何かをしなければならないときや、何かに強い確信を持っているとき、または他の人に何かを絶対にすべきと勧めるときに活用していけます。
一方のhave toは、状況ゆえに何かをしなければいけない状態を表します。主語になっている人や物が何かを持っているために、何かをしなければいけないというイメージです。
これから状況的に何かをしなければいけなくなる、と言うときにもhave toを使います。
肯定文の場合のmustとhave toの違い
肯定文を作るときのmustとhave toについて考えてみます。
I must be more careful. I have lost my credit card.
わたしはもっと気を付けなくちゃいけないです。クレジットカードをなくしてしまいました。
ここで使われているmustは自分の気持ちを表現していますが、絶対に気を付けなくちゃいけない、これ以外の選択肢はないという強い気持ちを表しています。
一方のhave toはどうでしょうか。
I have to finish the work.
わたしは宿題を終わらせないといけません。
have toは、学校や先生から要求されている宿題を終わらせないといけないことを表しています。
自分が絶対にしなくちゃいけないと言うよりは、状況ゆえにしなくてはいけないことを表現しているのです。
このように比べてみると、mustは自分の決意などの気持ちを表すのに対して、have toは第三者など外的な要因ゆえにしなくてはいけない、という気持ちを伝えられると分かります。
否定文の場合のmustとhave toの違い
mustとhave toは、否定文になると意味合いが違ってくることがあります。
You must not study Spanish.
あなたはスペイン語を勉強してはいけません。
You don’t have to study Spanish.
あなたはスペイン語を勉強する必要がありません。
mustとhave toを比べてみると、mustには禁止をするような強い意味合いがあることが見て取れます。
実はmustには最初から何かをしなければいけない、といったような義務や強制のニュアンスが強いので、否定文になることでそのニュアンスがさらに強く出てくるのです。
Mustに比べてhave toは、もう少し柔らかい雰囲気になります。
have toは禁止と言うよりは、その必要が無いという意味を伝えます。
したいならスペイン語の勉強が出来ますが、状況ゆえにスペイン語を勉強する必要はありませんよ、という意味合いを伝えるのです。
過去を表すときのmustとhave toの違いとは?
mustとhave toは過去を表すときにも違いがあります。
I had to apologize to her.
わたしは彼女に謝らなくてはならなかった。
これは過去に生じた出来事を話していますが、過去に生じた謝るという義務について話しています。
Mustでも良いような気がしますが、mustには過去形がないので、have toを使っているのです。
どうしてmustには過去形が無いのか、不思議に思うかも知れません。
Mustに過去形がないのは、mustは通常話をしている人の目の前にある強い気持ちを表すものだからです。
現時点での話し手の気持ちを強烈に伝える表現がmustとなっています。
過去に起きた事というのは、話し手の今の気持ちとは距離が開いているので、状況を伝えるhave toの過去形を使うようになっていますよ。
mustとhave toの違いを比べてみると、英会話の中でどのように使い分けをしたらよいかが理解できます。
自分の気持ちを伝えるならmust、状況ゆえにしないと行けないことを伝えるならhave toと覚えておきましょう。(^O^)
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