前置詞の役割について解説
英語を勉強していくときに、前置詞そのものを覚えるのはあまり苦労しません。
ただ前置詞の意味や役割を覚えていくのは難しいものです。
英会話でよく出てくる前置詞を中心に、どのように使えるかを考えていきましょう。
パッと見るための目次!
前置詞とは何かをチェック
前置詞というのは、名詞の前に置いて使う単語で、場所や方向、そして時などを表していく言葉です。
目的を表したり原因や理由を表すために使われることもありますし、距離や期間を表現するために前置詞が使われることもあります。
前置詞は短い単語ばかりですが、センテンスの中ではとても重要な役割を持っているのです。
数十種類もある前置詞全ての役割や意味を覚えるのは大変ですが、主要な前置詞さえ使いこなせるようになって行けば、英会話はよりスムーズになっていきますよ。
基本的に前置詞には大きく分けて1つの働きがあるため、その働きさえ覚えておくなら前置詞を使いこなしていけるかも知れません。
inやon、そしてatの使い方とは?
前置詞のinは何かの中にいる者を表します。
Inが使われている対象の中に、何かが入っている感覚を表現する前置詞です。
どのようにinを使うことが出来ますか。
I am in the book store.
わたしは本屋さんの中にいます。
inは場所を表したり建物の中にいたりするときに便利に使うことが出来ます。
住んでいる場所を説明するときには役立つ前置詞です。
前置詞のonは、何らかの面の上に接している状態を説明しています。
物理的に何かの物の上にある状態を表すことが多いです。
An apple is on the table.
リンゴがテーブルの上にあります。
このようにリンゴがどこにあるのか、つまりテーブルの上にある状態を表すのにonは役立ちます。
前置詞のatは空間や面を表す今までの前置詞と違って、もっとミクロな視点に立っている前置詞です。
点のイメージを伝えるのがatであると覚えておきましょう。
It is at 9:05 am.
今は午前9時5分です。
このように今の瞬間を表すために使える前置詞となっています。
前置詞のtoとfor、そしてfromの意味が知りたい
続いて前置詞のtoについて考えていきたいと思います。
toと言うのは、あるものが向かっている方向や何かの地点に到達する状態のことを表しています。
動作と関連付けられて使われることの多い前置詞です。
I go to my office every day.
わたしは毎日自分の仕事場へ行きます。
自分が仕事に行くという動作や、どこに行くかという目的地などをtoは言い表します。
前置詞のforは目的地に向かって進行しているけれど、まだ目的地や目標とする状態には到達していないイメージを伝えます。
I have a big news for you.
わたしはあなたへのビッグニュースを持っています。
このセンテンスが話されている時点では、相手にまだビッグニュースは伝わっていないということをforは伝えていますね。
fromは目的地や目的としていた状態から、ドンドン離れていくニュアンスを表現しています。
I will travel from Narita to Paris.
わたしは成田からパリへ旅行をします。
Fromを使うことによって、成田からパリへ離れていくことを言い表していますよ。
ofとover、またthroughを使いこなそう
前置詞のofは何かのグループの一部分であることを言い表しています。
I am a citizen of United States.
わたしは米国の市民の一人です。
ofを使うことによって、米国の一人であることを主張できます。
Overは物理的な意味において、何かを飛び越える状態を伝える言葉です。
The plane will fly over Sydney.
この飛行機はシドニーを超えて飛んでいきます。
前置詞のthroughは何かを突き抜けていくことや、細長い筒のような物体の中を突き抜けるイメージを伝えます。
He drove through the tunnel.
彼はトンネルを車で通り抜けました。
He stopped and looked through the door.
彼は立ち止まってドア越しにこちらを見ていました。
throughは場所を突き抜ける以外にも、体を動かさずに何かを通り抜けてこちらを見ているときにも使えます。
前置詞は多くの種類があり、それぞれに役割がありますので、だいたいのイメージを掴んで使って行きましょう。(^O^)
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