スカイプ英会話のおすすめ=顧客満足度ではない
ダイヤモンドスカイです。昨年、株式会社イードが、英会話スクール(教室・オンライン)の顧客満足度調査を実施し、イード・アワード2016「英会話スクール」を発表しました。
この調査は、英会話スクール(教室)に通っている、あるいはスカイプ英会話を受講している方が対象です。
調査期間:2016年10月7日(金)〜2016年10月24日(月)
有効回答数:(英会話スクール)1,033/(オンライン英会話サービス)643
英会話スクール(教室)
総合満足度COCO塾
コース別
日常英会話 Gabaマンツーマン英会話
ビジネス英会話 ベルリッツ・ジャパン
スカイプ英会話サービス
総合満足度
iTalk ENGLISH
コース別
ビジネスパーソン DMM英会話
パッと見るための目次!
「スカイプ英会話の顧客満足度=英語が上達する」ではない。
ここで一つ疑問なのが顧客満足度の意味です。顧客満足度が高いからといって英語が上達するとは限りません。満足度が高いからおすすめという訳ではないんです。
先ほどの英会話スクールのランキングのもとになっている「顧客満足度」とは以下のようなものです。
「総合満足度」のほか、「効果の満足度」「講師の質」「サポートの満足度」「レッスンプランの充実度」「コストパフォーマンス」「ブランドの信頼度」、さらに教室では「教材の質」「窓口対応の満足度」、オンラインでは「操作性」「予約のとりやすさ」「レッスン時間帯」の各部門について、5段階で評価いただきました。
この中で気になったのは英会話の上達に直接関係ある項目が少ないのではないかという点です。
「教材の質」は大切だと思いますが、「ブランドの信頼度」が英語の上達に関係があるのかは疑問です。
ブランドが信頼できるから顧客満足度が高いというのはイメージがいまいちわきませんね。
あなたはどんなスカイプ英会話をオススメされたいですか?
英会話スクールってひと月に2万円~程度するところがほとんどですし、そうすると年間では20万円以上かかります。それだけのお金をかけて通ったのに、成果が「外人の講師に相槌が打てるようになっただけ」では笑えないですよね(汗)
せっかく高いお金を払って英会話教室に通うんですから、やっぱり英語が話せるようになりたいというのが本音ではないでしょうか。
であれば例えば、「TOEICのスコアが何点上がったか」とか「TOEFLの点数の伸び率」などの項目のほうが英語が上達したい人にとっては有効なのではないでしょうか。
それと、もう一つ気になるのが「講師の質」という項目です。講師の質に対して満足度が高いというのは単に「講師が優しい」とか、「親しみやすい」といった意味もあります。
ボクが英会話スクールに行って感じたのは、講師が優しくて親しみやすいからとって英会話が上手くなるわけではないということです。
人気がある講師だからといって英会話が上達するかといえばそれは別の問題です。どちらかといえば、宿題も多くレッスンも単調だけど、頑張ってついていけば英語が話せるようになるという講師のほうが英語は間違いなく上達します。
英会話講師は人気商売なので、厳しいことを言いすぎて生徒が離れて行ってしまっては商売が成り立ちません。そのため、英会話スクールの講師は生徒に続けて通ってもらうことを重要視しています。
人気があって顧客満足度が高い講師だからと言ってあなたにとっていい講師とは限らないのです。
賢いスカイプ英会話の使い方はアウトプットの場として使うこと
ではスカイプ英会話は意味がないのでしょうか?必ずしもそうとは言えません。ぼくがお勧めなのは、英語学習のモチベーションを保ち、自分の弱点を見つけるアウトプットの機会としてスカイプ英会話を使うことです。
一人で英会話の勉強をしているとだんだん飽きてきてしまいますし、効果が出ているのかわからないことが多いですよね。
自分の勉強方法が自分にあっていてちゃんと喋れるようになっているのか?それは誰かと英語でしゃべってみて初めて分かります。
「あ、今日はこのフレーズが言えたな。」
「あー!こないだ本で見たあのフレーズが言えれば上手く伝えられたのに!」
こういったことは英語を話してみないとわかりません。楽しい思いや悔しい経験をすると英会話学習を続けるモチベーションにつながりますよね。
英会話スクールは英語ができるようになるというよりは、英語ができるようになったどうかをチェックするのに使うのがお勧め。
くれぐれも通っていれば英語ができるようになるといううたい文句に騙されて大切なお金と時間を無駄にしないように気を付けましょう。
まとめ
スカイプ英会話の顧客満足度はあてにならない項目も多いため、顧客満足度が高い英会話スクールがオススメというわけではありません。
スカイプ英会話スクールのレッスン受講生が多い、採用している企業が多いなどの実績を参考にするとよいでしょう。
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